モード系ファッションとは
みなさん、モードというとどんなファッションスタイルを思い浮かべますか?
「モード」というと、黒を基調とした服装など、
なんとなくモノトーンでクールなイメージを想像する人が多いのではないでしょうか。
このように、なんとなくのイメージはできても
実際にモードとはどのようなファッションなのか
はっきりとわかっている人は少ないのではないかと思います。
では、モードとは一体どのようなファッションのことを指すのか、
みていきましょう。
モード系ファッションの「モード」とは「流行」という意味
モードとは、フランス語で「流行」という意味。
そのため、モード系のファッションとは、主に流行を取り入れたファッションのことを指します。
しかし、だからといって、
「今年は〇〇がキてる!」
と、雑誌で取り上げられるような大衆向けの流行ではありません。
モードには、流行といっても、もっと格式高いファッションの流行の意味が含まれています。
モードが指す流行とは、パリコレなどに登場する独創的で実験的な時代の先端を行くファッションのことをいいます。
このようなコレクションを通して、最先端の流行が発信され、それが「モード」になっていくわけです。
しかし、時代の先端を行くファッションといっても、
私たちの頭の中にはなんとなく
「モード=黒を基調とした服装」
というイメージがあるはず。
そのようなイメージは、一体どこから来るのでしょうか??
モード系ファッション=「黒い服」というイメージ
それは、1982年のパリコレに巻き起こった「黒の衝撃」に遡ります。
当時のファッション業界では、「黒」はダークすぎる色であり
反抗を意味するとしてタブー視されていました。
しかし、そんな常識を覆したのは、日本のブランド、ヨウジヤマモトとコムデギャルソンでした。
彼らは、当時タブー視されていた黒を全面的に押し出したボロきれのような衣装を登場させたのです。
このコレクションが大きな賛否両論の波を呼び、「黒の衝撃」という形でファッション界に大きな爪痕を残しました。
その後、その影響は日本の若者たちにも及び、街には全身黒い服を纏った人々が溢れ、「カラス族」と呼ばれるようになりました。
この「黒の衝撃」に始まる一連の流れが、
今の私たちが抱く、モード=黒を基調とした服装というイメージにつながってくるわけです。
最後にまとめると、
モードとは、「黒の衝撃」のように時には常識を覆し、常に時代の最先端を行く独創的なファッションであるといえます。
定義は少し曖昧ですが、モードがどのようなファッションなのか、
だいたいおわかりいただけたでしょうか?
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