50年代メンズファッションとは?2分でわかる1950sメンズスタイルの特徴【ファッション歴史】

50年代メンズファッションの特徴をご紹介。アメリカのロカビリー、日本の太陽族など歴史に残る50sファッションについて簡単に解説します。現代でも使えるレトロな1950年代スタイルも提案。
読了時間:約2分

1950年代のメンズファッションとはいかなるものか?

いわゆる50s(フィフティーズ)と呼ばれるファッションの、3つの特徴や現代風に落とし込んだスタイルをまとめてみました!

50年代メンズファッション①「ロカビリー」

1950年代メンズファッション「ロカビリー」とは|アメリカロックンロールの歴史から生まれたレトロスタイル


1950年代のメンズファッションといえば、「ロカビリーファッション」

エルビス・プレスリーなどのアメリカの「ロックンロール」が流行った時代に生まれたファッションです。


戦後50年代のアメリカは歴史的な好景気をむかえていました。

そんな中、若者たちの間で生まれたのが、楽天的で華やかなロカビリーファッションです。


日本では、1958年に「日劇ウエスタン・カーニバル」という音楽フェステイバルが開催され、そこから一気にロカビリーファッションが大流行しました。


リーゼントヘアに丈が長めのジャケット、ゆったりとした腰回りから裾にかけてすぼまっていくシルエットのマンボズボンなどのスタイルが特徴的です。

1950年代「ロカビリー・メンズファッション」の特徴を取り入れたおすすめスタイル


次は、ロカビリーファッションのアイテムを取り入れた、現代でもできるおすすめの50s風メンズスタイルをご紹介します。


まず、50年代アメリカンスタイルにおすすめのアイテムはこちら。


別名ハリウッドジャケットとも呼ばれる、「ナッソージャケット」です。

ロカビリーのカルチャーを代表とする歴史的ロックスターのエルヴィスプレスリーが、当時着こなしていたものです。

上襟が大きく、フロントの4つボタンが特徴的です。


インナーには、ロックスターらしく胸元の開いたレトロなオープンカラーのシャツを。


ボトムスはデニムを合わせれば、50sファッションのコスプレにはならずに、カジュアルで現代風に着こなすことができます。

50年代メンズファッション②「太陽族」

1950年代メンズファッション「太陽族」とは|日本のヤンキースタイルの原点


次にご紹介する50年代メンズファッションは、「太陽族」です。

1950年代の日本では、石原慎太郎の著書「太陽の季節」の映画化のブームが起こりました。

秩序やモラルを持たず、反社会的な生き方をする主人公の青年に憧れを抱く若者が多く現れたのです。

彼らは、その映画の登場人物の生き様やファッションを真似るようになり、「太陽族」と呼ばれるようになりました。


スポーツ刈りにサングラス、アロハシャツのファッションが特徴的で、ヤンキースタイルの歴史の原点となっています。

1950年代メンズファッション「太陽族」の特徴を取り入れたおすすめスタイル


とはいえ今では、50年代の太陽族ファッションを全力で表現してしまうと、ただのヤンキースタイルになってしまいかねません。

なので、ここでは、太陽族ファッションの特徴を取り入れた”50s風”メンズスタイルをご紹介します。


おすすめのアイテムはこちら。


植物のモチーフが入った、アロハシャツらしい柄シャツです。

太陽族のファッションには、多少「ワルい」感じがポイントなので、虎の絵が入ったものを選んでみました。


ボトムスはレトロな白のスラックス


ゆるい白スラックスにはやんちゃな雰囲気もあり、ヤンキー風の太陽族ファッションにぴったりです。

50年代メンズファッション③「ボールド・ルック」

1950年代メンズファッション「ボールドー・ルック」とは


1950年代のメンズスーツスタイルは、アメリカンな「ボールド・ルック」が主流となりました。

「ボールド・ルック」とはその名の通り、大胆で力強いルックという意味です。

全体的にダボっとした大きめサイズで、ジャケットには肩パットがしっかり入っているのが特徴的です。


ネクタイも幅が広く、パンツは股上の深い、ゆったりとしたシルエットです。

アメリカのジャズマンたちがしていたスーツファッションが、日本で真似をされ、広まったという歴史もあります。

1950年代メンズファッション「ボールド・ルック」の特徴を取り入れたおすすめスタイル


今っぽくボールド・ルックをメンズファッションに取り入れるには、肩幅が大きめのレトロなジャケットをさらりと羽織るのがおすすめです。


1950年代当時のような上下全身ダボダボのシルエットは、今ではだらしない印象に見られてしまうかもしれません。

なので、パンツはすっきりとしたものを選んで、メリハリをつけるのがおすすめです。

ジャケットは、肩が落ちるものではなく、肩の張ったものを着ると、50年代らしさが表現できます。

50sファッションまとめ


ここまで、1950年代メンズファッションをざっくりと紹介してきましたが、いかがでしたか?

50年代ファッションは、戦後ということもあり、自由で享楽的なところが特徴的でしたね。

記事内でご紹介したスタイリングを参考に、ぜひみなさんも50sファッションを楽しんでみてください!


NEXT:レトロなメンズファッションはこちらもご覧ください!

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