ゆーみんさんのコーデとアイテム紹介!
―ゆーみんさんの本日の秋コーデはこちら
アイテム紹介
アウター:古着 Saint Georges 1930’s
スカーフ:古着 Tootal 1960’s
ボトムズ:古着 M-52 Black Dyed 1950’s
―コーデを作る時に意識していることは何ですか?
ゆーみん:特にはないですけどね…(笑)
文化的なアイテムが好きで、例えばこのスカーフはフレンチユーロのアイテムなんですけど、ビートルズとかオアシスのメンバーが着用していたことで有名なんです。
その当時流行ったというか。
そういった文化的なアイテムは必ずコーデに一個は入れたいと思っています。
服は表層的な部分だけじゃなくて、その中身を見て行けば見ていくほど面白いですね。
このアウターなんかは1930年代の第二次世界大戦のもので、かつフランスは第一次世界大戦の敗戦国じゃないですか。
当時フランス国内は身分でいうところの最下層、つまり労働者層の努力の結果大衆における文化も栄えてきて、20世紀初頭に比べると技術も違い、逆に今はもう作れないというロマンが背景にあったり。
文化的な背景に着目すると服の魅力は沢山ありますね。
―ヨーロッパ古着の魅力を教えてください
ゆーみん:もちろん歴史も魅力的ですが、一番はシルエットですね。
基本的にアメリカのものは1850年代から大量生産が始まって、デザインもシルエットも画一的なものが多いんです。
もちろんそれも面白いんですけど!
ただヨーロッパ古着は生地の織り、染めから自国で生産して、テーラリングも自国という。
地産地消みたいな感じですね。
そこから生まれる縫製の良さやシルエットの美しさがあるんですよ。
昔にしかない縫製の仕方とか、今はない織機によって作られた服に魅力はありますね。
なので今僕が着ているフレンチユーロの数々のアイテムは何十年たった今でもタフに着れるんですよ。
ロストテクノロジーとそこから生み出されるシルエットがやっぱり魅力的。
ゆーみんさんにとって古着とは
―古着とヴィンテージの違いを教えてください
ゆーみん:古着とヴィンテージを俺はそもそも明確に分けていて。
そもそもヴィンテージの語源はワインなんですよ。
今現在広く使われているワインにおける“ヴィンテージ”とは、特定の年に造られた良いものという意味なので、古ければいいというわけではないんです。
1980年代のワインでもヴィンテージとは限らない。
この考え方が古着にも共通していると俺は考えていて、そこまで古くなくてもヴィンテージになり得るのではないかと捉えています。
なので古着とヴィンテージの差、これは価値があるか、ないかのところではと…
すみません、全然明確ではなかったですね。(笑)
市場価値は主に客観的な価値基準・情報で組み立てられていますが、価値はそれだけではなく主観的な価値観も個人の中にたくさんあるので、難しい…。
僕もなかなか本質的な部分まで割り切れていないので、まだまだ模索中です。
価値って難しいですね…。(笑)
―ヴィンテージが買えるおすすめの古着屋はどこですか?
ゆーみん:おすすめは高円寺のミリタリア。
相方のきうてぃが働いている古着屋で、一万円以内で良いアイテムが沢山買えます。
ミリタリアはユーロヴィンテージとユーロミリタリーのお店でデザイナーもシルエットの元ネタを探しに来るような古着屋です。
是非行ったらきうてぃに声かけてください。(笑)
―ゆーみんさんにとって古着、ヴィンテージとはなんですか?
ゆーみん:自分にとってか…。
まず今の自分を作ってくれたものですね。
後は人生を豊かにしてくれたもの。
音楽も好きになって、映画も好きになって、絵画まで好きになりました。
絵画からも服を読み取ることができるんですよ。
特に肖像画とか、その人が着ているものから意味合いが読み取れます。
それがやっぱり面白いんです。
古着を起点として色々な文化を好きになることができました。
ものごとの裏を探る楽しさを教えてくれたのも古着、ヴィンテージですね。
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