ファッション通販サイトの大御所「ZOZOTOWN」。さまざまなブランドを集結させ、インターネットのセレクトショップとも呼ばれています。若者から絶大な支持を得ているZOZOですが、そのファッション通販サイトの先駆者とも言われる、ZOZOTOWNの創業者、前澤友作氏にも注目が集まっています。
今回は、馴染みがありすぎて意外と知らないZOZOTOWNのなりたちや、前澤友作氏のご紹介もしていきたいと思います。
ZOZOTOWNのなりたち
ZOZOTOWNはもともとこの名前ではありませんでした。創業のきっかけは前澤友作氏が学生時代だった1998年に遡ります。バンド活動の傍でやっていたという輸入レコードやCDの通信販売で、「有限会社スタートトゥデイ」を設立しました。
2000年になると本格的に通信販売を始め、アパレルにも興味を持っていた前澤氏は同年にアパレルのインターネット上セレクトショップを立ち上げました。その後「株式会社スタートトゥデイ」に社名変更し、2004年「ZOZOTOWN」が誕生しました。
それ以降、さまざまなブランドがZOZOTOWNに参入し、ユナイテッドアローズの参入を機にZOZOTOWNのの名は広まっていくようになりました。
さらに2006年に「ZOZOBASE」を開設し、自社で各ブランドの商品を保管・梱包・発送の物流機能を一貫して行うことで購入してからすぐに発送する即日配送を可能にしました。
年々飛躍を遂げるZOZOTOWN
その後もどんどん新しい手法を取り入れ、アパレル業界のトレンドを引っ張る存在となっていきます。ZOZOBASEを開設した翌年の2007年にはとうとう東京証券取引所マザーズ市場に上場しました。
2013年には、これまた馴染みの「WEAR」というファッションコーディネートアプリを立ち上げ、一般のユーザーやショップスタッフが各々コーディネートを投稿し、誰でも閲覧できるというもので、通販時に試着できない悩みを軽減しています。
着こなしを披露しているユーザーの身長を公開していることで、商品を着た時のイメージがつきやすくなり、購入にもつながっています。身につけているものをそのページから購入できるようなシステムになっている仕組みも画期的。
常に新しい仕組みを生み出し、世に出しているZOZOTOWN。その魅力の秘密は、やはり創業者の前澤友作氏にあるのだろうと思います。
次章では、前澤友作氏についても少しご紹介したいと思います。
前澤友作氏の躍進は止まらない
ZOZOTOWNを立ち上げてからも、さまざまな手法で多くのユーザーを魅了してきた前澤友作氏ですが、高校卒業後にはアメリカへ行き、バンドミュージシャンとしてメジャーを果たしている経歴を持っています。
ZOZOTOWNを開設してからは、ZOZOBASE、ZOZOSUIT、ZOZOUSED、WEARなどさまざまなサービスが人気を博しています。そんなZOZOTOWNも2019年にはYahooが買収するという形になり、前澤友作氏はそれを機に代表取締役社長退任を決め、「新しい道に進む」と公言しました。
その後、前澤友作氏はTwitterで「100万円を1000人にプレゼント」を発信したり、「つき旅行に行く」ことを発信したり、バスキアの作品を過去最高落札価格で落札するなど、退任してから度肝を抜かれるような発言を次々に発信し、アパレル業界のみならず一般のユーザーにも影響を与える存在となっていきます。
これからも目が離せないZOZOと前澤友作氏
このご時世で、ファッション通販サイトは今後も幅広い世代で利用されるでしょう。その中で先駆者となったZOZOTOWNが次にどんな仕掛けをしてくるか楽しみです。前澤友作氏のこれからの活動にも注目していきたいですね。
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